烏骨鶏(うこっけい)について

ニワトリ
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我が家はなぜニワトリの中でも烏骨鶏を選んだのか?

自分たちで暮らしのために手間暇かけてニワトリを育てるのなら、とびきりおいしい卵がいい。珍しいニワトリがいい。そして一番は烏骨鶏のふわふわの白い羽毛、臆病で優しい性格がなんとも愛らしいのです。お客さんが来ると端っこの方に逃げてしまう恥ずかしがり屋さんです。夫の外のDIY作業で大きな音が出るとすぐびっくりしてアタフタしたり。我が家に訪れた人は、一般的にイメージしている鶏とは違う姿に驚くようです。私の父親は「なんだか気品のあるにわとりだなぁ~」なんて表現してくれた。庭で柵もせずに放し飼いですが、庭を越えてどこかに行ってしまうことはありません。日が暮れると自分の小屋にちゃんと戻っていきます。これも臆病な性格だからなのだろうか~。

烏骨鶏のヒナをどうやって手に入れる??

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人工孵化して生後1か月くらいの幼ヒナ。外の環境に慣れる練習をしています。

烏骨鶏を飼育している人はなかななか周りにいませんでした。どうせ飼育するなら小さいひな鳥から飼って成長をみたいけれど、ヒナを譲っていただけるような機会はない。どうする??夫は簡単に「それじゃあ卵から人工孵化するしかないね」と言ったのが我が家の烏骨鶏の人工孵化の始まりでした。

人工孵化でニワトリが数羽増えた後は、自然孵化で増やしていきました。一番多いときで総数16羽だったでしょうか。我が家の烏骨鶏、動物が大好きな優しい夫婦の元へ引き取ってもらったこともありました。ちなみに現在、我が家のニワト事情は「烏骨鶏9羽+名古屋コーチン5羽」の総数14羽です。

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親鳥の元で育つ場合、産まれたひな鳥で一番気を付けなきゃならない温度や湿度管理はまるで気にしなくてよく、とっても楽でした。おしくらまんじゅう状態でひよこ同士でくっつきあい、親鳥のお腹の中で過ごしている。

烏骨鶏の就巣性について

烏骨鶏は就巣性に優れている。しかしこの上記写真の雌鳥(名前はコノちゃんといいます)産卵を開始しても巣ごもりする姿はまるでみられなかった。卵は産むのだけど雄鳥に混じっていつも庭中どこでも遊んでいる自由な子。どうしたら君は卵を温めてくれるのだろうか?・・・頭を悩ませていたある時、朗報が!!卵がある程度増えていくと温めてくれるようになるというのだ。ひとまず、卵が増えていくのを辛抱強く待つことにした。                                 毎日卵が1個、2個、3個・・どんどん増えていきます。10個超えてもやっぱりコノちゃんは卵を温めてくれない・・と諦めていたところ奇跡が起きましたよ。卵が12個に増えた途端、人が変わったようにコノちゃんは巣ごもり開始したのだ。知り合いにこの出来事を伝えたところ、「賢いニワトリさんね。」と表現してくれた。たしかに、一個産んで巣ごもりを開始するより、卵をある程度産んでしまって温め始めた方が効率が良いというか、理にかなっている。卵の温め開始が同じなのでみんな同じ時期に生まれてくれるという素晴らしさ。巣ごもりするとピタッと動かなくなり水も餌もいつ食べているの?と思うくらい引きこもり状態になるので、ニワトリさん自身にとっても楽なことではない。    コノちゃんが温めた卵は14個中、1-2日違いくらいで7羽のヒナが産まれました。そしてコノちゃんはちゃんとお母さんの役割を果たしてくれたので私達の手助けはほとんどなく大きく成長した。ただ、自然孵化の場合、私達人間と触れ合う機会が少ないため、あまり懐いてくれません。自然孵化は楽だけれどちょっとさびしいキモチになった私達です・・・・。

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自然孵化で誕生したひな鳥、親鳥の近くをついて歩いていく姿は微笑ましい。

烏骨鶏の飼育について

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  • 毎日の水と餌あげ(餌は野菜のくずと配合飼料20㎏/月の餌をあげています)本当は手作りの餌を与えたいのですが、忙しくできていない現状。冬は水入れが朝には氷になってしまっていますので、お湯をもっていき、新鮮な水を入れ替えます。
  • ニワトリ小屋のお掃除(鶏糞や羽が散らかるので毎日土をスコップで混ぜ混ぜします)冬は特に大変、雪の中をかき分けてニワトリ小屋まで足を運ばなければ。
  • 卵の収穫(産卵する時間は実は朝一と決まっていなく大体正午にかけて産んでいるので一日2回見に行きます。冬場はそのまま卵を一日放置してしまうと卵が凍って割れてしまうので気を付けなければなりません)
  • 産卵箱の掃除、干し草の詰め替え 
  • 害獣対策 現在はニワトリ小屋の横に罠を設置しています)
  • ニワトリを自由に放す、しまうの作業(我が家では人が家にいる時に庭での放し飼い)ニワトリの総数が増えた現在、なかなか全員をしまうのは一苦労。ニワトリを集めてくれる牧羊犬みたいのがいたらなぁ~なんて思う日々。ひとまず今は日が暮れて勝手に小屋に戻ってくれるのを待つのが一番楽です。でかける時は家族総出で協力して小屋にしまいます。一羽足りない?なんてことがないようにちゃんと点呼し、扉の鍵の確認を。
  • ニワトリ小屋の冬支度~11月下旬からはビニールシートや断熱材をつけて防寒対策を行う
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毎年秋の恒例作業、腐葉土づくり。家の周りの落ち葉を集めてはニワトリ小屋の土の上に撒いて混ぜる。ふかふかベッドのできあがり~。

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仲良く一つの巣箱に並んで二人で入っている姿、微笑ましい。その子によって好きな巣箱の場所があるようです。どっちも譲らなかった末、一緒に入ることに落ち着いたようです。あるニワトリさんによっては巣箱が余っていても土の上に直接卵を産んでします子もいます。ある時は、外のしげみに卵をいくつかひそかに産んでいた事件もありました。

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