北海道で飼育する烏骨鶏、名古屋コーチンの飼育小屋冬支度

ニワトリ

 我が家では、烏骨鶏9匹、名古屋コーチン5匹を庭先養鶏しています。住んでいる場所は道東で、冬季の最低気温はー20°近くなることもあります。最高気温がプラスにならないことなんて日常茶飯事。そんな中で庭先養鶏するには、ニワトリ小屋の冬支度が必須になります。あくまで我が家に限っての話になりますが、ご紹介します。

我が家の飼育環境

 鶏小屋の全景はこんな感じで、烏骨鶏の部屋と、名古屋コーチンの部屋は間仕切りで分かれています。今は、左側の名古屋コーチンの部屋に人が出入りできるドアを付けたりしています。いずれ、ペイントなんかもしてもうちょっとおしゃれにしたいのですが、腰が重くて進んではいません。

 増築した時の記事はこちらです。

DIYで鶏小屋の増築する
 2023年我が家のニワトリ事情は名古屋コーチンの発生により、小屋の増築を余儀なくされました。北海道で名古屋コーチンの飼育については別記事にするとして、名古屋コーチンの有精卵を買った時から小屋の増築はしなないといけないのはわかっていました...

 大きさは、横7.2m×1.8m=12.96㎡です。この大きさの半分でそれぞれの鶏を飼育しています。

 最近の悩みはネズミが出ることです。今年はキツネ、ネコ(猫は放獣してます)、ハクビシン等敷地内に箱罠を仕掛けて、徹底的にやっつけたのでそれで天敵がいなくなったネズミが多くなったのでは?最近人に言われて、そうかもな~とも思いました。殺鼠剤を使おうにもニワトリがいるのでなかなか仕掛けることもできず、日々土をひっくり返して人力駆除をしています。有効な駆除手段をご存じの方がいれば、ぜひ教えていただきたいです。

冬支度1、小屋のビニールハウス化

 まず一つとして小屋メッシュ網のところにプチプチとノーポリ(農業用ポリエチレン)を張っていきます。

  注意点として、11月末くらいの氷点下になる日が出てきたくらいに冬支度をしますが、この時期は風が強い!なんだか毎日強いんじゃないかってくらい、いっつも強い。そして冬支度をするのは仕事が休みの日にしかできません。風が強いとプチプチとノーポリを張る時にバタバタ、バタバタ・・・あっち行ったり、こっち行ったりと全然張ることができません。二人いれば、一人が抑えて、一人が止めうちしてとできるはずなのですがパートナーは忙しいので一人でやるしかありません。

 毎年毎年、同じ失敗を繰り返し強風時に3時間くらいかけて張り終えます。プチプチを中にして、外側をノーポリで張っていきます。止めるのは廃材です。一番最初はノーポリを建築用タッカーで貼っていましたけど、風でノーポリがちぎれます。

 そのため、点で抑えるのではなく、面で抑えようというわけです。廃材を使ってノーポリの上からビス打ちしていきます。これでとりあえず冬季間中に剥がれてきたことはありません。

冬支度2、地面の腐葉土作り

 二つ目の冬支度は、地面に落ち葉を敷き詰め米ぬかを撒き腐葉土を作ることです。こうすることで発酵熱により、地面が凍ることもなく冬の間はふかふかな地面を維持しつつ、地面も暖かいということです。落ち葉は近所の森に面している道路に落ちている鬼胡桃のもので、家族みんなで拾いに行きます。三輪車に子供を乗せて拾いに行くのですが、これが何往復もしなければならないので途中で飽きてしまい、残りは私の仕事となります。

 こんな感じ↓

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 ・・・ということなんですが、この落ち葉はニワトリたちがひっかき散らして、最終的には土にかえります。その土にかえる速度が思った以上に早く、一か月くらいしたら土になっています。シーズンの最期まで土が凍ることはないのですが、もうちょっと持ってほしい感じはあります。

冬季間中の室温は?

 私の住んでいる地域の平均気温は、12月ー5度くらい、1月ー9度くらい、2月ー8度くらい、そして3月にー2度くらいになります。なので、大体12月から2月までの3か月をしのげれば良い訳です。

 そこで、1月の一番寒い時期に室温を図ってみましたが、日中は日が差し、ビニールハウス状態になっているので1~5度くらいをキープしていました。しかし夜間は日が差さないため、かなりの冷え込みになるはずです。そのため、冬になる時には成鳥になっていなければならず、今は2~3歳くらいの鳥達なのでおじいちゃん、おばあちゃん鳥になったら何らかの熱源を入れなければならないと思っています。むしろ今からでも入れた方が良いのかも。

 ニワトリたちは冬の期間も元気で体調に変わりなく、なんらかの不調をきたしている感じもありません。多分まだ若いからなのかな。ちなみに、雪が降ったらドアを開けても外には出てきません。引きこもりになっています。

 今年は名古屋コーチン達がどんな感じなのか気を付けてみていきたいと思います。烏骨鶏よりも体が大きいので、大丈夫だとは思いますが数が5匹しかいないのでちょっと心配です。

冬季間の注意点

たまごの凍結

 一つ目の冬の庭先養鶏で気を付けなければいけないのは、産んだ卵が凍ってしまうこと。烏骨鶏たちは卵をあっためる習性があるので大丈夫なことが多いのですが、誰もいない産卵箱に卵があると確実に凍ってしまいます。

 一応朝5時30分と8時くらいに見に行っているのですが、それ以降に産まれると、仕事から帰って来てから卵を採りにいかなければなりません。仕事から帰って来てすぐに採りにいけばぎりぎりセーフくらいの感覚です。今のところ解決方法は、マメに確認するしかありませんので夫婦二人とも気を付けています。

土地柄の風向きを考えてノーポリを張る

 二つ目は風向きを考えてノーポリを張ることです。例えば、うちの場合北西からの風が強いので、ノーポリをつなぎ合わせたときに風下に来る方を上に張ってしまうと、バタバタと風でなびいてしまいます。その結果、ノーポリが裂けてしまいます。裂けてしまうと、その個所からどんどんと裂け目が広がってはがれてしまいます。文章で表すと難しいのですが、下の画像が裂けてしまって修正にゴリラテープを張っている個所です。ゴリラテープつよい。

 とにかく、ノーポリだけの部分の面積を少なくして廃材で止めていくのがコツというか注意点だと思います。

 書いてて思ったのですが、めちゃくちゃタメにならない知識だと思いました。積雪地で鶏小屋の冬支度をする人がどれだけいるのだろうと。・・・う~ん、これは良いぞ!大衆性のない、良い記事だ!

完成!

 そんなこんなで、できたのがこちらです。

止めている廃材でなんか文字でも表せそうですね。

 以上!!

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