以前、卵の購入し孵化、屋内飼育までのことを書きましたのでその後の話を書いていこうと思います。よければその時の話は下の記事にしていますので、ご一読ください。
名古屋コーチンの屋外飼育
屋外飼育になるには、自分で体温調節ができるようになってから。そして外の気温が20度前後になってからにしています。以前、まだ烏骨鶏がまだ小さい時に、外の小屋で一日過ごさせて体調を崩してしまったことがあるので、万全を期した時期にしています。
前回の記事にも書きましたが、家の中で飼うよりも屋外飼育していた方が楽なので早く外に出したい気持ちはあります。フンの掃除やら、そもそもの飼育場所(衣装ケース)が狭くなってしまうのです。
私たちは北海道の十勝に住んでいるので、外が暖かくなり、前述の気温になるのはだいたい6月頃から。まだまだ小さいので、カラスなどの天敵には十分気を付けていかなければなりません。
まずは、慣らしとしてチキントラクター的なものに入れて昼間だけ庭に出しておきます。
これは、2年前くらいに作ったものなんですが、チキントラクターと言って数日おいておくと地面の部分の草をニワトリたちが食べてくれて、糞をして除草と土壌改善が同時に行われるというとてもSDGsなものです。ただ、夜間も置いておくには害獣対策も弱いので日中だけにしていました。
そしてニワトリが大きくなってくると、隙間に潜り込んで脱走するのであまり活躍の機会のないものです。たまにこんなコンテナも使っていました。
だんだんとでかくなる名古屋コーチン
ニワトリは成長が早く、気づくとヒヨコだった時期はすぐに終わってしまします。下の写真は生後1か月半くらいのものです。かろうじてひよこ感ありますね。羽も生えそろって、ここまで来たらだいぶ体も丈夫になっています。
屋外飼育するには小屋を作らねばなりません。この頃になると、急ピッチでニワトリ小屋の増築工事が始まります。息子も珍しく、ニワトリ小屋の掃除を手伝ってくれていますね。
こんな環境に住んでいるのですが、夫婦共働きで休みの時しか庭で遊ぶこともできず、なかなか手伝ってもらう時間も作れないのが現実です。休みの日はどこかに出かけたがりますし、庭作業を一緒にしたり、庭でゆっくり過ごすのはまだまだ先になりそうです。
そんなこんなで、7月下旬くらいになると体はもっとでかくなりニワトリ感が出てきました。
孵化したのは5匹で、雌雄の判別は全然できなかったのですが、この頃になるとだいぶわかるようになります。雄は真ん中と、一番右の子でトサカがこんもりしてきています。なので、5匹中メス3匹、オス2匹の群れになります。やっぱり雄が多いと、誰かにあげるか、絞めるかしないといけなくなるので少し一安心です。自家養鶏で避けては通れない道ですが、うちは正直ペット感が強いのであまり積極的に絞めることはしません。
しかし、名古屋コーチンは美味しいらしい・・・次の世代の子たちは、食べてみたいです。
人工孵化した際の距離感
今うちにいる烏骨鶏は人工孵化した子が2匹程残っています。そのほかの烏骨鶏は自然孵化(烏骨鶏が卵を温めて孵化、育てます)。人工孵化した子たちはやっぱり人に慣れている気がします。特にきょうこと呼ばれる雌の烏骨鶏は、抱っこは嫌がらずとても優しい子です。
対して名古屋コーチン5匹はすべて人工孵化。抱っこも嫌がらず、どちらかというと、人に付いてきます。特に畑作業をしていると、足元でウロチョロして可愛いです。一緒に畑をやっているみたいで仲間感があります。ちょっと邪魔な時もあるけど、まぁおおむね可愛いです。
そして、ミミズや食べれそうな虫が出たときは口笛を吹いて餌としてあげていました。そしたら、呼んだら来るようになりました。人によっては、来ない時もありますが大体呼んだだら遠くからすっ飛んでくるので面白いです。
名古屋コーチンと烏骨鶏の違い
体、卵の大きさについて
名古屋コーチンと烏骨鶏の違いは、まず何といっても体の大きさが全然違います。烏骨鶏は「東京烏骨鶏」という卵をたくさん産んでくれる(烏骨鶏にしては)品種なのでずが、大体1.5倍くらい名古屋コーチンの方が大きいです。
産んでくれるたまごも、スーパーで売っているサイズとほとんど変わりません。産んでくれる頻度は、烏骨鶏よりは多いけど毎日は産んでくれないくらいです。3匹が毎日1~2個は産んでいるので、代わる代わる産んでいるのでしょう。たまに1日に3個ある時もあります。1日まったく0個の時はほとんどありません。
・・・記録をつけておけば正確にわかるのでしょうが、ニワトリに関しては趣味でやっているので正確なことを知る必要はないと考えていて、あくまで体感、経験として色々と学んでいければいいと思います。しかし、もしも将来お店とか出すときは、私はきっとデータを取り始めるでしょう。そんな性格です。
性格について
性格は、両品種とも温厚な気がします。烏骨鶏は雄が人に攻撃することがあり、そういった気性の荒い個体は絞めてしまっているので今はいませんが、名古屋コーチンは人に攻撃することは今まで一度もありません。人工孵化した烏骨鶏の雄が気性荒かったので人工孵化かどうかは関係ない気がします。
烏骨鶏には「ラッキーまもる君」というボス雄がいて、その子と喧嘩しているのは1回程見たことがあります。おそらく、烏骨鶏のメスに手を出そうとして名古屋コーチンの雄が返り討ちにされたのだと思います。体は名古屋コーチンが全然でかいのに、ラッキーまもる君にボコボコにされて逃げまどっていました。
やはり産まれた序列で、下克上は起きてない様子。その時以外は喧嘩しているのを見たことはなく、烏骨鶏、名古屋コーチンのそれぞれの群れでお互い不干渉で生活している気がします。小屋も内部で二つに分かれているしね。
食べる量
餌、飲む水の量が多い!!冬の期間は、作った餌、雑草などは切れてしまって飼料をあげているのですが、烏骨鶏の2倍くらい食べている気がします。自動給餌期を作って、同じ量をストックしているのですが名古屋コーチンの方はすぐに無くなってしまいます。
名古屋コーチン5匹、烏骨鶏9匹の割合なので、数的には烏骨鶏の餌の方が2倍くらい早く無くなるはずなのに名古屋コーチンの方が早く無くなります。飼料は地元の農協で20㎏2,500円くらいだったはず。それをいつも二袋で購入し、1か月半くらいでなくなります。
我が家は、今のニワトリ体制になり卵はほぼ自給していますので、冬の期間の卵代は月3,800円くらいかかっているという計算に・・・いや、これ以上はやめよう。お金以上の幸福度、食品安全性を得ていると考えて・・・うん。今年は1年間の餌を自作しようと思っています!!気合は十分。
耐寒性
前にも書いたことがあるのですが、私の住んでいる地域は冬の期間1~2月は最低気温がー20°になることも多く、最高気温もプラスにはならないです。そんな中で、小屋の中にいる名古屋コーチンはいたって健康だと思います。日中はビニールハウス効果なのか小屋内の温度は10°以下くらいになっていて、地面の土も凍っていないのでつらい環境ではないのかと思っています。なんとなく、烏骨鶏よりも外に出たがる感じがします。外が雪でも、扉を開けたら出ていく時があります。ちょっと緑が見えた時期があってその時は、気温がー15°くらいでも外で地面をついばんでいました。烏骨鶏は小屋から出てきていないのに。
体が大きい分、少し寒さにも強いのかな。そこら辺は鶏に聞いてみないとわからないけど、体調を崩すようなら対策を考えていかなければなりませんね。
あと、最近教えてもらったのですが、近所に大きな平飼い養鶏場がありまして、そこと同じような小屋環境でした。うちは平飼いではなく、放し飼いですが。
その他のこと
他には~、名古屋コーチンって雄のしっぽが綺麗なんですよね~。なんか~光の反射で~緑に見えたりして。
分かるかな~、オスのしっぽの付け根の所がちょっと緑になっているけど、目視している時はもっとしっぽ全体が鮮やかに光るんだよな~。そして、雄の首周りの毛はフサフサして、身震いした時ライオンのタテガミみたくなるんだな~。ちなみに名古屋コーチンの雄二匹は、「ブルゲッター」と「ファイティングブル」と言います。名前を付ける気はなかったけど、彼らは友達だから名付けた。
そんな感じ。名古屋コーチンについては以上です。
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