北海道で名古屋コーチンを飼育する話①

ニワトリ
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 我が家では烏骨鶏に続き、名古屋コーチンを飼育しています。烏骨鶏と違いを主に書いていこうと思います。

名古屋コーチンの仲間入り~烏骨鶏と共存できるのか??

 烏骨鶏の次になぜ名古屋コーチンを選んだのか??

 烏骨鶏は他のニワトリと違って沢山たまごを産む品種ではない。さらに烏骨鶏の卵は普通の卵の半分くらいのサイズ、たまごを自給するには卵の個数が多く必要。現在の産卵数は烏骨鶏のメスが8羽で多い時で5~6個/ 日、少ない時だと0~1/日。卵かけご飯にはちょうどいいサイズなのですが、卵を沢山使う料理やお菓子作りには大きい卵が欲しいな~。違う種類のニワトリを飼育するということにも興味が沸いた私達。にわとりの種類が違えば、新たな発見や楽しさがきっとあるだろうとワクワクするのでした。

 烏骨鶏と仲良く過ごせる他の品種のニワトリって何だろう??と調べえた結果、一番はチャボ。チャボは穏やかな性格。体の大きさと卵の大きさは比例するのでチャボの産む卵ももちろん小さい~。名古屋コーチンは卵は普通サイズ、穏やかな性格であるのでうちの烏骨鶏と共存できそう。

 結局は名古屋コーチンに決めました。ニワトリさんの容姿も私達にとっては重要で体全体がうす茶色でなんとなく穏やかそうな風貌が気にいったのが決め手です。

たまごを買って孵化器へIN

 そんなこんなで、名古屋コーチンを飼育することに決まり、まずは卵を入手しなければなりません。例によってネットサーフィンを開始。大体ヤフオクで買います。なるべく純血種を守っていそうで、飼育環境が平飼い、できれば放し飼いの所から購入します。烏骨鶏の孵化の時に判明しましたが、北海道まで卵を配達して孵化させるには気温がとっても大事です。

 配送している最中に、マイナスな気温になる季節には購入しません。たしか、ネットに気温とふ化率に関する論文がありましたので、詳細が気になる方は調べてみてください。要するに一定の温度を下回った卵はふ化率が極端に下がってしまうということが書かれていました。我が家は身をもって体感しました・・・!

 ということで久しぶりの人工孵化器の登場です。

 4月下旬11個ふ化器に入れて、21日間。予定日2日前後で5羽のヒナが無事に誕生しました。  「我が家に来てくれてありがとう。あなた達のために新しいお家も用意してありますよ。

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 孵化したヒヨコを見つめるムスメ。可愛いね!

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 温度とか湿度とかは以下の記事を参照ください。

烏骨鶏を孵化させる
烏骨鶏の卵を購入 自家養鶏をはじめることとなりました。我が家は田舎の片隅にあるので、庭は余っている。これはニワトリを買ったら面白いだろう。夫婦で話し合い決定しました。 ・・・さて、なにから始めればよいのか。何にしても卵を購...

 

 

外の気温が温かくなるまでは室内飼育

  産まれてふ化器の中で体が乾いたら、飼育箱に移動させます。

 湿度と温度管理について

  サーモヒーターで保温、濡れタオルで湿度を保つ。最初は36度くらいから初めて、1日ごとに様子を見ながら温度を下げます。

 ひよこは、寒ければサーモヒーターのところで体を寄せ合う。暑ければそこから離れていたり、羽をバタバタします。その様子を見ながら温度を微調整。基本的には暖かめの方が安心できるので、いきなり温度を下げるようなことはしません。寒くなるよりは温かい方が良いと思うので、ゆっくりと下げていきます。

 基本的には、ピヨピヨ言っていますが、何か異常があれば大きな泣き声に代わってうるさくなりますので、それで異常を感じていました。濡れタオルは自分で水を飲むことができるようになれば、あまり神経質になる必要はない気がします。

 飼育箱には1000円くらいの衣装ケースを使い、下にはペットシーツ。サーモヒーターは紐でつるして、半分はふたをしていました。

 烏骨鶏の時と一緒ですね。ペットシーツは狩猟する時にお肉を獲った後すぐ血抜きを兼ねて、包むように沢山ありましたので流用してます。

 ただ、ひよこたちのシーツは毎日変えてあげなければならないので消費が早い。最初は成人用おむつシートとか使っていましたが、値段も高いのでペットシーツで落ち着いています。麦とか、ペット用の砂とか引いている人もいるようですが、人それぞれですね。

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 上の写真は生後20日くらいだと思います。頭の模様に個体差があって、それで見分けていたんですが、成長してからは全然見分けがつきません。

 鶏を飼育していて思ったのが、たくさん触れ合えば触れ合う程、大人になった時に抱っこさせてくれたり、懐き具合が全然違うので積極的に子供に抱っこさせていました。5歳の長男は慣れたもので、わしづかみしていましたね。

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 ネットでいろいろ飼育についてみてみると、小さいヒナの時はあまり触らずにいた方が良いと書かれている記事も多いですが、室温と長々といじくりまわしたりしなければ積極的に触れ合った方が良いと思います(生後1週間くらいは避けた方がいいとは思います)。結果として、人工孵化した名古屋コーチンは烏骨鶏の自然孵化(ニワトリが自分で卵を孵化させること)した子たちとは、成鳥になってからの懐き具合が全然違います。どれくらい違うかというと、名古屋コーチン達は口笛を吹いたら、すっ飛んで近くに寄ってきます。そして抱っこさせてくれて、可愛いです。頭のあたりをなでると、気持ちいいのか目を細めてダラ~っとした感じになります。

 あと、ニワトリの飼育が子供の情操教育になるかと言われれば、それはよくわかりません。

 1歳の娘は、お兄ちゃんが触ってると私も~と触らせてほしそうにしていましたね。情操教育とかなんとか言わないで、子供頃の思い出になってくれればそれだけで良いです。

そして屋外飼育へ・・・

 我が家は北海道の十勝地方に住んでいるのですが、外があったかくなってくるのは6月頃から。

 その頃くらいから、庭でぼちぼち遊ばせたりして、慣れたら鶏小屋に移します。

 屋外飼育になった後のことは別の記事で!

 今日はここまで!

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