自家製のものを作る魅力について
昔から手仕事や保存食に憧れをいだいている私。それも季節ごとに楽しんでいく。
季節の野菜や果物を自身で育て保存食を作る。出来上がったものを買うのは簡単なんだけれど、自家製のものにとても魅力を感じてしまう。作る過程や変化をみるのはワクワクするのだ。
それらを並べて眺めることは何かのコレクションでもしたかのような気分になる。完成した時の嬉しさ。大切な人が来た時に振舞ったり、贈り物としてお渡ししたり。みんな笑顔になってくれる。つまり、自家製というものには沢山のハッピーが詰まっているのだ。ありがたいことに我が家には沢山のお客さんが、子供から大人までいらっしゃってくれる。
庭やニワトリをみて楽しんでもうのはもちろんだが、美味しいものを一緒に食べたり飲んだりするのもこの上ない幸せなひと時なのだ。
梅シロップをつくる
写真:梅酢シロップと外に咲いていたノコギリソウ
庭に植えた梅の木はまだ小さく、育てた梅で作りたかったけど青梅を購入。
このレトロな保存瓶はある雑貨屋さんで「ご自由に欲しい方はどうぞ。」といただいたもの。ある農家のおじいちゃんが誰かに使ってもらいたいと寄付してくれたものらしい。この瓶を引き継いで私も梅酢シロップを作ってみよう。保存性も兼ねて酢入りで作ってみる。
青梅に氷砂糖と酢をいれてあとは時々ゆすって氷砂糖が解けていくのを待つだけ。時々瓶をゆすって混ぜるのが大事。この梅酢シロップを愛でて作るのが楽しい。この梅酢シロップは炭酸で割ってジュースに!
ドレッシングなどの料理にも使えて最高なのだ。完成して沢山の人に飲んでもらった。夏の暑い日、畑仕事の後に炭酸で割って飲むと最高に美味しい。
すもも・黒梅酢シロップ、梅酒、すももジャムづくり
夫の実家に先代が残した立派な、すもも・梅の木がある。その実が沢山なっていると聞き、家族みんなで雨の中だったが収穫へ。予想を超える大量の梅とすももを手に入れた。さぁ、またシロップづくりだ!沢山余っているから、ついでに梅酒とジャムを作っちゃおう。
写真 左 すもも 右 梅
左から 梅酢シロップ 黒酢梅シロップ すもも酢シロップ 梅酒
写真:すももジャムは、ヨーグルトムースの上にかけて 甘酸っぱくておいしい~
オニグルミからお酒を作る~ノチーノ
未完熟のくるみの実を収穫するのは、高い所にあるため意外と難しい~落としちゃうと割れちゃうしで家族みんなで声を掛け合い共同作業だ。
写真:数日後にはこんな感じに緑色に変化。
夫は何でも新しいことを試みることが好きなようだ。それも、人があまりやっていないことがいいらしい。実験と失敗の繰り返しの作業で何かを獲得することに大きな意味を持っているようで、人に聞いたら簡単だと思うが、できるだけまずは自分で調べるというスタイルが好きのようだ。
今回はオニグルミの実完熟からリキュールが作れるという情報を入手したらしい。このお酒のことを『ノチーノ』と呼ぶそうだ。イタリアでは家庭で作られているお酒のよう。60日間程日光に浴びさせてよく振ることが大事のようだ。我が家の周りには野生のオニグルミの木が沢山あるのでもってこいだ。実完熟の状態だと緑色をしているのだが、リキュールにつけて日光に浴びさせて置くと真っ黒に近い深く濃い緑色になる。
見た目はとても不気味なのだが、これで正解のよう。完成が楽しみだ。家にある瓶にとりあえずいれたらこんな感じに瓶に収まったようだ・・・
仕込んでから数か月後の様子。 色づいて味に深みがでてきました。
自家製ジンジャーシロップ
6月となり夏日が続く。週末お客さんがくる、30度近くの予報だったのでジンジャーエ―ルがきっと喜ばれるに違いないと作ることにした。今日は薬味のためじゃないから生姜を沢山買う。シナモンスティックも購入して頭の中はジンジャーシロップづくりで頭がいっぱい。家に帰ってスパイスを探したところ、胡椒の実を発見、おみやげにいただいたもの。
『Wild Pepper 野生の胡椒』という名前からしてパンチがあって合いそうだ。いただきもので、大切にしすぎて使えていなかったので、ぜひこのシロップに使おう!
写真:野生の胡椒、シナモンスティック
作り方①しょうがを薄切りにする ②しょうがにきび砂糖をまぶして混ぜる。30分以上待つ。
③シナモンスティックとスパイス(黒胡椒の実)を合わせて30分煮詰めて出来上がり。
④清潔な瓶にいれて保存する。(冷蔵庫で1週間保存できる)
このシロップ液で使ったしょうがは刻んで豚肉の生姜焼きに使ったりと二度楽しめる。我が家で大好評だったのがこの生姜と卵だけで作ったシンプル生姜チャーハン!薬味にネギと大葉をのせていただく。
誕生日ケーキ:桑の実、ジュンベリーの実
写真:庭にたまたま生えていた野生の桑の実。
写真:ニワトリ小屋の横にあるジュンベリーの木
写真 黒っぽいのが桑の実、赤いのがジュンベリー
我が家の庭のところに立派な桑の木があり、実が沢山採れ始めた。息子の6歳の誕生日、誕生日ケーキにチーズスフレケーキを焼く。ケーキを彩る果物はどうしようか、我が家の庭で採れるもにしよう。ジュンベリー、桑の実を添えると一気に華やかなケーキに変身した。
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