鞣し小屋をDIYする①

狩猟

 私の本業は猟師で(嘘)、鹿などの動物を頂いているのですが、3年前くらいから皮鞣しをやっていまして、もっと効率よく鞣していきたいという思いから鞣し小屋を建てることにしました。

立てる場所

 立てる場所はいつも鞣しをやっていたバイクガレージの横。いつもここでやっていたのですが、屋根はなく下が地面だったので、除肉をすると周りに肉片・脂が飛び散って掃除がとても大変でした。また、鞣しに必要な道具も増えてきたり、狩猟に使う罠や、カメラ等の道具の置き場所にも困っていたため建てるに至ったわけです。

 場所はここら辺。バイクガレージの横。

 ただ、隣にアイヌネギを植えている場所があるので、排水をしっかりしないとダメになりそう。一応考えはあるので、それはまた別の記事で。

設計図

 これです。

 見た感じ、材料のことくらいしかわかりませんね。自分でもよくわかりませんが、当時の自分はわかっていたのでしょうか。不思議。

基礎工事

 工事を始めたのは5月上旬。このころに第三子が産まれ、まとまった時間が取れなくなると思い、短管パイプで作ることにしました。理由としては、気密性がいらないこと、早く立てれそうなこと、頂いた短管パイプが沢山あったことです。現在は小屋として機能していていて、不満はないので間違いなかったかと思います。ただ、住宅地ですとご近所さんの目もあるので、もっとお金をかけて見栄えの良いものを作った方が良いと思います。私の家は近所300mくらい人は住んでいないので気になりません。場所も、庭の奥の一角ですし。

 ということで、独立基礎で打ち込み用の先のとがった短管パイプを、掘った穴に1mくらい打ち込んでいきます。それから打ったパイプの周りに、基礎を置きモルタルで固めていきます。

 正面が間口なので、開口は広くしたいと思い柱部分を兼ねる基礎は計8本。短管パイプ建築なので、頭で合わせれるため各杭の地上から出ている部分はバラバラです。突貫工事でとりあえず1日目は終了。

躯体組み、屋根張り

 短管パイプでも木造でも、筋交いと足周りの補強を強くすればかなり頑丈になります。とりあえず短管を組んでいって、屋根は2×4材を外形48のサドルで止めて垂木を張っていきます。この屋根の長さは正面から奥まで5mあるので、木材を継がなくてはなりません。今回は時間がなかったので、垂木に乗る形で12ftのものと残りの長さの物を乗っけて現物合わせにしました。

 屋根材はブロンズのポリカでJIS規格外の1枚800円くらいのものです。コメリと言うホームセンターでほぼ全ての材料を調達していますが、値段高騰著しいですね。廃材等組み合わせなければろくに小屋も立てれません。業者に依頼したら数十万じゃ効かないのではないだろうか。依頼したことないので知りませんが。

 この屋根張りまでに隙間時間を見てやってはいたのですが1か月くらいかかっています。

土間コンクリート打設

 ここも1か月くらいかかって土間コンを打設しました。この部分で一つの記事を書けるくらいですが、素人がやっていることのなので何もコツとかはありません。ネットの情報のみでやっていきます。

 しっかりとやるならば、数10センチ掘り、砕石入れるところですが、割れはあまり気にしないので30㎝くらい掘って、庭から出た石を入れていきます。下の画像は掘って、石入れた後です。砕石にした方がいいのはわかってます、すいません。節約しました。ランマーをコメリから借りて転圧はかなり入念にしたつもりです。

 次にこの土間コンを打設する上で悩んだのが、コンクリートの型枠をコンパネで作るかどうか。ベニヤなら転がっているのだけれど、コンパネは買わなければない。今回の土間コンでコンパネは今後使う予定はない。

 結果ベニヤを型枠としました。油や塗装をするとコンクリが剝がれやすいとの情報がありましたが、私の場合ハンマーで叩いたらベニヤは普通に取れました。型枠の抑えはそこら辺に転がっている資材で杭を作り、石で抑えましたが意外といけました。こんな感じです↓。

で、さらなる問題はコンクリートをどこから流すかと言うこと。この面積を手練りするのは時間の無駄、最初からコンクリートミキサー車を呼ぶことにしていました。

 私「3m×6m≒20㎡の土間コン打ちたいですが~」

 業者「あいよ~大体4万ね~、行く前に現地見せて~」

 私「OK」

 てことで、現地見てもらったところ、ミキサー車がぎりぎり横付けできない。んじゃ一輪車やりましょ~て事で、筋肉に物を言わせてやりました。父が応援に駆けつけてくれたものの、一輪車は私担当。2時間で一応流しこみは終わったけども、大変だった。写真奥の林の隙間からミキサーの端っこだけ出して最後はドバっと入れてもらいました。でこんな感じ。

 傾斜を2寸勾配でつけるために型枠にしるしをつけていたものの、何の役にも立たず、とりあえず傾斜ついていれば良しということ。と排水のために余った短管パイプを埋めて排水路を作っておきました。

乾いたら外れないかな~、まぁその時は力業だな~なんて思っていましたが普通にパイプは外れました。では排水路もいい感じです。

 土間コン打設にかかった費用は4万2千円。今回の小屋建築にあたり、以前もらったバイクを直してヤフオクで売ったお金をつぎ込みましたがほぼなくりました。すっからかんですね。

 とりあえず、長くなりそうなので鞣し小屋DIY①はここまで。後半に続く。

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