鬼胡桃の樹液採取~自然の恵みの一滴がシロップになる

草花
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オニグルミの樹液の採取をしてシロップ作り

メープルシロップとは楓の樹液を煮詰めたもの。同じように”オニグルミの樹液からシロップが作れる!”と知った夫は樹液の採取に取り組み始めた。ポピュラーな白樺の樹液とは違ってオニグルミの樹液は珍しいのですが、甘みが強いようです。我が家の周りにはオニグルミの木が大量に自生しているので、「毎年の恒例行事としよう」シロップづくりが始まった。 樹液は雪解けの2月から3月までがとれるという期間限定。そして木の種類によって樹液が採取できる時期は違うという、これまた不思議なお話。さぁ~どんなお味になるのかな。

①樹液の採取

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幹にドリルで穴を開けて、チューブをつなぎ樹液を受けれるように設置します。今回は7つの木に仕掛けをしました。その木によって沢山取れたり、取れなかったりが違うのです。ドリルで幹に穴を開けるのですが、木に対しの影響はあまり心配なく大丈夫なようです。

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各木からペットボトルで受けた樹液をタンクに集めていきます。

オニグルミの樹液をまずはそのまま飲んでみる

コーヒーフィルターで樹液をろ過する。樹液は無色透明です。自然の恵みの一滴一滴の積み重ねたこの樹液はなんだかとてもありがたいキモチになる。実食!ほんのり~甘い味がする。

②樹液を煮詰める

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樹液を煮詰めるにはとても時間がかかる作業。薪ストーブがある人はきっとその上で煮詰めるのがいいのだろう。我が家はキッチンは電気のため、電気代節約のために夫が作ったのが「ロケットストーブ」大きなバッドに樹液を流し込んで煮詰めていくのだけど、あれ~??全然色が変化していかない、煮詰まらない。どうやらロケットストーブの火力が弱かったようで失敗。結局家の中でガスコンロの上にフライパンを置き煮詰めることにしました。煮詰めていくと白いアクのようなものがでてきます。これは不純物で、これを何度も取り除いていきます。7時間程煮詰めて水分を飛ばしてできたシロップは樹液の量の50分の1くらいの量。樹液1リットルで200ml程。我が家では7リットル程の樹液を採取して、瓶3つ程のシロップが出来上がりました。

”たましいのシロップ”の出来上がり

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シロップが出来上がるまで果てしない作業。このシロップが完成して夫は「たましいのシロップ」と名付けた。この工程を全部みた私達には納得のネーミング!家族みんなで味見したところ、「おいしい~とてもあっさりしていて癖のない優しい甘みがする」と感動!狩猟に夢中の夫がこの冬3月はすっかり樹液づくりに没頭。「俺、カブトムシのようだ」と笑って話しているのです・・・。

贅沢な朝ごはんは、ホットケーキ×たましいのシロップ  

ほっとけーきの上にこのたましいのシロップをかけていただきました。コーヒーに入れてもとっても美味しい。原液の樹液を使ってコーヒーや紅茶を淹れてもおいしいとのことです。

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