我が家の藍ちゃんはどんな色に染まるだろうか。
種から自分たちで育てた藍でついに藍染めしてみることした。無農薬無肥料で育てた藍。思ったより沢山の収穫ができたため色々なものが染めれそうだ。藍で染めたエプロン、テーブルクロス、カーテン・・素敵な夢は膨らむ。今日はドライにした藍を使って藍染めを行ってみる。そういえば私は20代の時から深い濃い藍色が好きで昔から藍染めの服見つけては着ていた。藍染めの服って結構な値段がすると思っていたが、手間暇かかる、繊細な職人作業だから納得した。改めてとても奥深い価値のあるもののように感じた。何でも自分でやってみると、今まで手に取ってきた作品やモノの見方、価値観が180度変わると思う。そういう意味でも自分で手作りしてみるって深い意味があるように思う。
藍染めのお話~ジャパンブルー
藍色は48種類もあるというからびっくりだ。しかも一つ一つ名前が付けられている。繰り返し染めていくことで濃い藍色が生まれる。明治時代初期に日本を訪れたイギリスの科学者が日本の藍染めの美しさを見てジャパンブルーと表現したという。藍染めは日本の誇りだね。
まずはドライした藍を木から取り外す作業。生後4か月の息子も一緒に作業だ。カサカサ音が鳴る藍に興味をお持ちのようで、手にとって口入れそうになるのであ~大変。
今回は布と木の板3枚、夫が作った鹿革もそめてみることにした。布は居間に飾る掛け軸を作る予定でだ。群雲(むらくも)絞り染め技法で模様をつけることにした。
染めたいものは事前に水につけておく。藍の葉を煮だして灰汁を取り出す作業。40度を保ちながら3回程行う。
3回灰汁抜きを行ったあとやっと藍のつける液ができる。藍液の完成!!これにまずは布を投入!
藍染め用に還元剤と溶解剤を使用。ちなみに生葉の藍で藍染めを行う場合はこちらの薬品は不要。薬品を購入するとお金はかかる、次回は生葉で行ってみよう。
布をまず投入!60度をキープしながら染める。
藍液につけ終わったら、流水で何度か洗う。おー!!薄い藍色に染まっている。
藍液が余っていたので、夫の古びた白Tシャツも試しに染めてみた。
木の板は鍋に入らなかったためデカデカバッドに入れて染めることに。この木の板はもともと塗装されていたものだったが、塗装をいったん削って本来の木の板の状態に戻したもの。藍染めは液に浸かった部分が空気に触れて酸化することで発色を帯びる。
薄い優しい感じの水色に染まりました。秋風に揺られる藍染め作品をみながら、初めてのことをやってみるって楽しいねと、しみじみ感じた日であった。出来上がるまでどんな色か模様になるかわからないのが面白いところ。次はもっと奥深い、味のある藍色に出会えるようまたチャレンジだ。途中、4か月の息子が泣いたりで作業中断もあったため、寝かしつけたあとの夜作業しようという話となった。何でもそうだがこういう繊細な作業って鮮度がいのちというか、途中止めてしまうと絶対に失敗してしまう。何でも集中してやるって子供がいるとほんとに難しいなぁ。
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