知っている人にだけ目にとまる宿り木

草花
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宿り木の不思議なおはし

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富良野で車を走らせていると、木に鳥の巣のようなものが沢山。実はこれ全部宿り木。木が葉を落とした冬に見つけやすい、冬は宿り木の季節。

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宿り木とは、樹木の枝に丸く球のように付着する、常緑の半寄生植物のこと。高木の枝の途中に30-100㎝くらいの緑の球体となって寄生する。宿り木の果実は固い果皮に包まれていて、ある鳥さんが中の果肉を食べる→粘着性のある果肉なものでお尻から離れないフンを樹木にこすりつける→この時に宿り木の種もフンと一緒に樹の枝に付着→そのあと発芽→樹木より水分と栄養をもらってするという仕組み。なんと、1年につき1節だけという成長速度、大きい球体になるには20年以上かかる。鹿の狩猟をする夫はよく森にでかけるのできっと出会えるはずと思い、探してみてと言った私。意識して森の中を歩いていると意外と宿り木があったとのこと。知っている人にだけわかる宿り木さん。とても貴重な珍しいものなので発見すると嬉しくなる。でもとても高いところに存在しているので、手の届かぬ存在。

お誕生日プレゼントに。

今年の誕生日プレゼントは「宿り木」にする!と夫にいった私。お誕生日の日にちゃんと宿り木を見つけてとってきてくれました。初めて近くでみて、こんな葉っぱや茎で色なんだ~そして香りがとってもいい。どうやら、2日間かけてはしごとロープを使って採ってきたらしいのですが、大きい丸い部分は川に落っことしてしまったよう。イメージしていたまん丸の宿り木さんではなかったけれど、苦労してとってきてくれて、ありがとう。ドライフラワーにして大事に飾ろう。

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