庭の一角に実験場と言う名の畑があったのですが、令和5年度に陸稲を育てて見事に失敗し、放作地となっていましたので心機一転ポタジェガーデンにしたいと思います。
ポタジェガーデンとは?
ポタジェ(potager)またはジャルダン・ポタジェ(jardin potager) とは、家庭菜園を意味するフランス語であり、果樹、野菜、ハーブ、草花などを混植した実用と観賞の両目的を兼ね備えた庭である。
wikiから引用
とのことです。色々と参考画像を見ていると、園路には雑草対策をしていて、レイズベッドで区切れば手もかからずに良さそう。ちょうど、例のごとく廃材を大量に手に入れる機会がありましたのでDIYしてきます。
設計図を書こう
建築系のDIYと同じく設計図を書いていこうと思います。最近参考にしているyoutube「
かべちょろGardenClass」さんの教えでは、ガーデニングの設計図を書くときは正方形のグリット線を使うとわかりやすいとのこと。
ということでドンッ!
1ブロック0.5mだった気がするので、横9m×縦11mの約100㎡(約33坪)くらいの土地をポタジェガーデンにしてしまおうという計画です。冒頭でも書きましたが、もともとここは実験場で、育つ見込みの少ないものや、超適当にやって育てばいいやくらいの野菜などを育てていました。しかし、雑草取りもしなければならかったので正直手を余していた状態です。
長方形のものはレイズベッド(計6個)、緑部分は再び陸稲をやる場所、茶色の部分は防草シートを引いてチップを引いてマルチング、下の木はブルーベーリー等の低木をやる予定です。
ちなみにもともの場所はこんな感じです。
設計図の右側から左側を見た感じです。茶色いものが陸稲の残骸です。悲しい。すでにブルーベリーは植えてあって、パレット柵も立ててます。
材料、かかった金額について
↑もらった廃材。祖母の家の納屋にあった木材をもらってハイエースにぶち込み搬送。0円。
あとは、
・防草シート不織布防草シート プロテージPOWER(コメリの一番高いやつ)50m 1万2000円
・チップ2㎡ 1万100円(1㎡4000円、配送2000円)
以上です。あとは、庭に転がっているシートのピンや、パレットを切って柵にしたり、ビスとかだけです。よって、計2万4000円のポタジェガーデンです。
レイズベッド作成と防草シート張り
土地を大体整地して、レイズベッドを作っていきます。単純に四方に柱、それに板をくっつけていくだけです。ただ、なるべく木材は土と触れたくないので、中の土を入れていると部分にはノーポリ(農業用ポリエチレン)をタッカーで張っています。これは、ニワトリ小屋で使っていた古いものを流用。
この作り方で、家の前に同じレイズベッドを1×4材で作ったのですが、4年たっても未だに原液で全然大丈夫です。今回は1×4材よりも極太なのでもっと活躍してくれると思います。
防草シートは何がいいのかなーと思っていろいろ調べました。やはりディポン社ザバーンの物が良いようですが高い。なので同じような材質で安いのないかなーと思い、見つけたのがコメリ製。ちなみにコメリの中にもグレードが色々あるのですが、コスパも考えて長持ちするもので一番高い不織布タイプを選択しました。
はいドンっ
不織布防草シート プロテージPOWERはカッターで簡単に切れるので、施工しやすいと思います。地面を整地して、シートひいて、ピンでとめる。これだけです。地面の整地は、自作のトンボなんかを作ってちゃんとやりました。転圧は自作のブロックですが。たぶん大丈夫!
下は自作のトンボ。これ活躍しました。
ウッドチップでマルチングをする
森林組合にウッドチップを頼みました。ウッドチップもホームセンターで買うと20Lで500円前後なのかな?木材の種類によっても値段が違うとおもいますが、さすがに100㎡近い所にチップを引くのにホームセンターでは買ってられない。本当はバーグチップが良かったんですが、近所では個人に販売してくれるところがなく、値段も結構高かったので普通のウッドチップにしました。どれくらい買おうかなー、とりあえず1㎡じゃ足りなそうだし、2㎡あれば足りなくなることはないだろー。ということで2㎡買うと、届いたのは山。
息子との対比で、ちょっとわかりずらいですが、結構な山です。しかも配達場所から、ポタジェガーデンまでは20m近くあるので一輪車でコツコツ運ばなければならない。正直この搬送が一番時間かかりました。そして面白くないッ!!
なんだかなー、、単純作業が続くものはあまり好きではありません。だれか手伝ってくれ、、、と何度も思いましたが、勝手に始めたので頼めるはずもなく。地道に5時間くらいかけて終わらせました。
ポタジェガーデン完成
ということで、なんやかんやで完成までこぎつけました。
道幅は1mにして、レイズベッドの手入れをしやすいようにして、地植えとの仕切りにはもらった廃材でゾーニング。一応チップ端っこの場所にはコメリの仕切り材を使っています。余った厚めの板があったのでベンチを作り、電工ドラムをテーブルにして、白樺の丸太をチェーンソーで椅子に加工。ここら辺のガーデンファニチャーはいいものを使うとよりお庭の印象が良くなるそうなのですが、自作のためなんとも言えない感じ。
ここには陸稲、ハーブ、ベリー系の低木を作っていこうと思います。
ところで今の私のブームは皮鞣しなんですが、これがどうも奥が深い。深すぎて調べても調べても終わらない。タンニン鞣しを中心にやっているのですが、その鞣し剤として、植物を使いたい。そしてできれば自分で作った植物で鞣し剤を作りたい。皮が鞣されるという工程では、皮のアミノ酸、特にアミノ基とカルボキシル基への架橋反応を起こすことが重要なのですが、そのアミノ基への反応をタンニン以外のロスマリン酸でどの程度代用できるのか実感してみたいのです。そのために、ロスマリン酸=エゴマや、紫蘇等を大量生産して皮鞣しに使う予定です。
ロスマリン酸の鞣しだけを実験するわけではないのですが、とりあえずポタジェガーデンで色んな植物を作るぞー!!って感じです。それと、ポタジェガーデンの入り口もアーチなんかで良い感じにしたい。
製作時間はこつこつやっていたので1か月くらいかかりました。懸念事項はチップの耐久年数ですが、ダメになったら違うマルチング材を試す予定です。
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