夫が獲ってきた熊肉どうする??何作ろうか
いつものように鹿の猟に夜中出かけた夫。あれ…?朝ごはんの時間になっても帰ってこない・・・。どうやらこの日、たまたま森のクマさんに出会ってしまったようです。命が無事で本当によかった。やむを得ず撃つことになってしまった2ー3歳のヒグマさん、ありがたくいただくこととしました。
熊肉は鹿肉とは見た目から全然違います。鹿肉は赤身のみですが、熊肉は脂がのっています。秋のクマは臭みが少なく、冬眠に備えて蓄えているのでこの時期のお肉はとても美味しいと聞いたのですが。私も熊肉は未知のお肉、沢山調べてみましたが、さすが熊肉・・・。情報がとても少ないです。鹿肉レシピは沢山でてくるのに~。熊鍋、熊汁を作ったという人はいるみたい。やはり熊肉は脂がおいしいようでこの脂が溶け出したスープが美味しいと。鹿肉を何度も調理する上で学んだ私としては、どんなお肉も下処理や調理次第で美味しくいただけるということ。さぁ、恐れずにやってみよう。
熊汁を作ってみる
①下茹でをする~日本酒のみで下茹でしました。熊肉はアクがものすごくでます。この茹で汁は捨てます。
②圧力鍋でお肉をやわらかく煮る。今回はもも肉を使っています。もも肉は脂身が少ない印象。臭み消しに、しょうがのスライスを沢山入れて。この柔らかくなったお肉とスープはひとまずとっておきます。
③にんにくで野菜を炒める。一般的な豚汁の具材と同じようにイメージして作りました。玉ねぎ、ゴボウ、ニンジン、大根。その後に熊肉スープを足して、和風ダシを入れて煮込みます。油揚げ、こんにゃくもいれて。味噌、みりんを入れて味付けします。最後に知人が育てた原木のなめこ、豆腐をいれて完成です。七味と小葱を散らして、具沢山の熊汁が完成です。友人におすそ分け分で小さい鍋、大きい鍋二つ分作りました。
家族みんなで熊汁をいただきます。
この日の夕ご飯の献立は「鮭としめじの炊き込みごはん、熊汁、柿と豆のサラダ」です。秋を感じるごはんで。
夫)「おいしい。臭みが全然ない。これがあいつか~。感慨深いなぁ~。」5歳の息子「お母さん、おれ熊肉好きだわ。おかわり~!!」2歳の娘~「熊肉食べれた~!」と何の抵抗もなくもりもり食べています。熊汁は我が家で大人気でした。子供は純粋で先入観がないからか、素直に食べてくれたのでしょうか。素晴らしい。熊肉を自分で獲って食べることなど人生でこの先ないでしょう。貴重な夫がとった熊肉は知人に熊汁としておすそ分け、喜んでいただきました。熊肉でしかでない深い味わいのスープと野菜のダシが合わさった最高の汁物でした。くまさん、ありがとう。と感謝して家族みんなで食べたのでした。残りの熊の背ロースはまだ冷凍庫に沢山ありますよ、さぁ次の熊レシピもお楽しみに。
その他のレシピ
ジビエ料理~熊肉レシピとしてしゃぶしゃぶをしましたので、良ければ次の記事もご覧ください。個体が良かったのか、最高の美味しさでした。
コメント